米国・ロサンゼルスの現状

ロサンゼルス支部
おおしま支部長さんの報告


プロフィール

1974年 大阪生まれ
1996年 NYへ留学(ジュエリーの学校に行きました。)
1997年 帰国
2000年 結婚を機にLAに渡る

趣味:せっけん作り、アクセサリー製作、読書、ヨガ、等 多趣味です。
おうち:LAの North Hollywoodという地区に住んでいます。ユニバーサルスタジオ
の近くです。


ロスにお住まいの「おおしま支部長」さんは自ら石けんを作り愛用されている方です。
これから、ロス周辺の各種情報を提供してくださいますので楽しみです。

せっけん生活:

私は、合成洗剤をせっけんに変えていっています。今ではほとんどなんでもせっけん
を使っています。良ければ、皆さんもお試しください。

洗濯:せっけん(古くなった物でも良い)をナイフで刻みます。粉状になってくるま
で刻んだ方がいいいです。洗濯時にこれを使います。合成洗剤で洗った時よりもかな
り洗いあがりは柔らかく、柔軟剤は必要なくなります。

台所:スポンジのまんなかあたりを丸く切ります(以前、どこかのサイトで見たの
で、パクっています)。そこにせっけんを入れて食器などを洗います。大型ボウルに
水を張ってせっけんを溶かし、せっけん水を作って、食器(先にさあっとすすぎを済
ましてください)をつけておくと、洗いやすいですよ。

お掃除:これもせっけん水を作っておいて、雑巾がけの時に使用しています。

せっけんって?:

せっけんは、苛性ソーダと水と油(脂肪酸)を化学反応させて作られます。日本では苛性ソーダは、薬局で買えますが、こちらでは配水管掃除用としてスーパーなどで入手可能です。水は水道水ではなくて、精製水を使用します。苛性ソーダ(Naoh−水酸化ナトリウム)と聞いて、せっけんにそんなものが?!と思われる方も多いかもしれないですね。これがないと実はせっけんは出来ません。苛性ソーダは、石鹸を作る過程で化学反応によりAgentとなって働き(媒介)全て鹸化(せっけんになること)されるそうです。
油は、私は主にオリーブオイル、ココナツオイル、パームオイルといった植物性のものを使っていますが、ラードや牛脂といった動物性脂肪からも作る事が出来ますよ。油の組み合わせによりいろんなせっけんに仕上がります。

9月24日:
今日は、自作せっけんシャンプーと酢リンスをやってみた。シャンプー前にトリートメントとしてキャスターオイル、オリーブオイル、ヨーグルトを混ぜた物を髪に塗って15分程おいてみた。シャンプーしても油が取れず3回もせっけんシャンプーをしたが、ベッタリしたまま・・・。前回このトリートメントをした時はせっけんシャンプーではなかったので、ベッタリしなかった。合成界面活性剤は、油を根こそぎ取ってしまうんだ、と実感した。そりゃ、合成界面活性剤入りの物を使うと肌は乾燥して荒れるし、粉もふく訳だ。それより、このベットリをどうするか考えようっと。9月26日:
Whole Foodsというこちらでチェーン展開している自然食品店に行く。ここはだいたいのものが揃っていて、食品はもちろん、日用品、薬、サプリメント、お惣菜、本などが買えます。ここのオーガニックチョコレートがおいしくてよく買っています。原料を作るFarmも有機栽培しているところなので、安心です。今日はAubreyのシャンプー&コンディショナーを買いました。Aubreyについては、www.aubreyorganics.comを見て下さい。ここでは、ネット販売の他に市販のシャンプーなどに入っている有害物質についての記事があったりと勉強になります。Aubreyは日本でも取り扱ってるところがあるようですよ。ここのスーパーのお薬コーナーでは、Homeopathy(同毒療法)やハーブ系の薬、Aromatherapyなどがあります。日本でもこのようなスーパーが増えればいいですね。

LAせっけん事情:(00.9.25)


(写真1)

(写真2)

こちらでは、手作りせっけんの切り売りをよく見かけます。小さいものだと一個$1.00ーぐらいからありますが、無添加を探すのは難しいです。手作りであろうと、香料、人口色素が入っているのが多いのです。(写真1)

写真1の原料:天然植物油系グリセリンソープベース(こちらでは、手作り用にソープの素が売られています)、ビタミンE、アロエべラ、植物抽出液(何の植物かは不明)、香料、化粧品グレードの色素
このせっけん(写真1)は、使わずにたんすの中に入れてあります。

私は自分で作ったせっけんを使っていますが、たまに市販のせっけんを買うこともあります。ここのは私の大のお気に入りです。(写真2)名前はDr.Bronner's Magic Soapといいます。このせっけんはかなりこだわりがあるらしく、パッケージのいたるところに説明書き(使用している原料やコンセプトについて等)があります。ラベルの裏にまで書いてあります。このせっけんは、動物実験ももちろんしていないし、パッケージもリサイクルペーパーで、印刷もソイインクというエコ系インクを使用しているそうです。ここのウェブサイトはwww.drbronner.comです。(英語のみ)

写真2の原料:ココナッツ油、パーム油(共に鹸化されたもの)、オリーブ脂肪酸、水、ヘンプ油、ラバンディン&ラベンダー油、ローズマリー抽出液、ビタミンE、ビタミンC

10月11日
今回は、せっけんではなくリサイクルについて述べたいと思います。
私の住んでいるアパートではごみ捨て専用の場所が地下にあり全ての階から捨てれるようになっていますが、分別するところはありません。なんでも捨てる大きなごみ箱のようです。
みなさんは、何でもかんでもここに投げ捨てているようです。
最近、ふと「乾電池やプラスティックはどこにすてればいいのか」という疑問が浮かびいろいろ調べてみました。

スーパーマーケットの場合:
こちらのほとんど全ての大手スーパーでは、駐車場の横にビン、缶、プラスティックを下取りしてくれる場所が設置されています。日本の昔の酒屋のように一個に付きいくらかお金を返してくれます。

家電製品店:
これも、ほとんどの企業がスーパーマーケットと同じく、乾電池などを下取りできるサービスを持っていますが、下取りできる乾電池はNi-Cd(ニッケルカドミウム)電池のみです。

*乾電池について
 乾電池には、アルカリ、マグネシウム、リチウム、銀、リード酸、ニッケル、水銀(日本ではもうあまり見かけませんね)等がありますが、唯一ニッケルカドミウム電池はRechargebleと言い、充電できる電池のようで、リサイクルも簡単に出来るので、電気店などはこの電池しか下取り出来ないようにしており、消費者にはなるべくこの電池を買うよう推進しているようです。他の電池は、今のところは、リサイクル業者に出すしかないみたいです。電気屋には、Ni-Cd乾電池専用の充電器も売られています。

*プラスティックについて
 プラスティックは、大まかに7種類に分かれています。
 1:PETE(Polyethlen Terephthalate) 飲料用ペットボトルなど
 2:HDPE(High Density Polyethylene) ミルクカートン、洗剤容器など
 3:PVC(Polyvinal Chloride) 上のものよりも固めのもの(サラダ油容器など)
 4:LDPE(Low Density Polyethylene) フィルムバッグなど(パンや衣料などのカバー)
 5:PP(Polypropylene) 電化製品のケース、ボトルキャップ等のかなり固いもの
 6:PS(Polystyrene) お菓子の分別容器、ビデオカセットなど
 6:EPS(Expanded Polystyrene) 卵容器、肉などのトレイ
 7:Other その他 スナック菓子の袋など

 6が2つあるのですがこの2つは、分別時には同じ扱いになるそうです。こちらではプラスティック容器の裏に、どんな種類のプラスティックか図入りでを表示しています。
こちらでは、企業だけでなく個人や非営利団体のリサイクル活動が盛んなようですがLos Angelsは、調べてみると他の市や州よりもリサイクル率が低いようでした。
こちらでは州により法律が違うので、リサイクルも州により様々なようですが、区や町などのリサイクル業者、団体の数はかなり多く、ウェブサイトも充実しているので、消費者もわからずじまいで終わることは少ないように思えました。こちらのリサイクルというのは、日本のように業者、企業、保護団体に頼らざるおえない状況ではなく、個人でするボランティア活動のような感じに見えました。こちらは日本よりも個人で出来るような環境が整っている事に驚きました。

2000.2.16
こちらでは、化粧品やシャンプー、せっけんなどのラベルによく「Not Animal Tested」(動物実験はしておりません)と書かれてあるものをよく見かけます。私は最近、この表示があるものだけをできるだけ買うようにしています。何ヶ月か前、日本へのお土産で親戚に頼まれた某有名ブランドの口紅を買いに行きました。アメリカでしかない色があるそうです。私は普通にそれを買い求め、家に帰りました。そして何気なしにラベルを見てみたら、「皮膚テスト済み商品」と書かれてあるではありませんか。いかにも、安心感を誘う歌い文句ですよね。でも、これはどう考えても動物実験だと思うのです。一体「皮膚テスト」というのは何を使い、何をもとに答えをだすのでしょうね?そして、日本の商品や他の国の商品には何と書かれてあるのでしょうか?「動物実験済み商品」と書いてあればきっとほとんどの人が買わなくなると思うのですが・・・?

中国では、熊が化粧品や漢方の為に捕獲され、胆汁をとられています。私はある日、ネットサーフィンをしていて出会ったまるみさんのサイトで「中国の熊を虐待から救おう」というキャンペーンを知りました。

まるみさんのウェブサイト
精神世界の話http://www2.tok2.com/home/marumi/

★彼女のサイト中にあります「熊を救おうキャンペーン」の署名用紙の締め切りは12月31日付けですが、締め切りを過ぎた今も署名を集めておられるそうです。協力される皆様、どうか宜しくお願い致します。


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