オーストラリア・クイーンズランド州の現状

豪州・クイーンズランド支部
H・N支部長さんの報告


プロフィル
1985年東京生まれ。
1988年、母が日本の加熱しつつある教育狂(受験戦争や塾)に 嫌気がさし、オーストラリアのシドニーにわたる。
1993年まではオーストラリアの学校が休みの時(年に4回)は日本へ
時々 帰る。
1993年に日本へ帰国。 横浜のインターナショナルスクールへはいる。
1995年、東京の聖心インターナショナルへ転校。
1996年、オーストラリアへ戻り、ゴールドコーストに移り住む。
1997年、タンボリンマウンテンで中学一年から中学三年に飛び級。
1998年、健康状態が悪化。学校へは登校できなくなり、11月に日本へ一時帰国。東京の北里研究所へ検査入院。
1999年、ゴールドコーストの進学校へ転校。 そして現在に至ります。

H・Nさんは自身の体験を通じて、若いながらもしっかりとした視点と感性でオーストラリアでの状況を報告していただいています。若者の代表として期待の星です。

2000.7.25
私はオーストラリアに住む15歳の女子高校生です。 元来病弱な私はひょんな事で知った、 アメリカからわたってきた新しい療法の医院へ定期的に通っています。 和訳は知りませんが、HOMEOPATHY を元にして、 最新式のコンピューターを使い、手のツボにコンピューターに繋がった 金属の棒を当てるだけで身体の異常が検出される医療システムです。 そしてその原因は転写液を飲むことによって治療します。   その方法で長い間私を煩わせていた原因が分かりました。 保存料などの化学物質はもちろん、他の汚染物質が体内にあることが発覚したのです。 その一部にはカドミウムまでもが入っていました。   私たち親子は私の記憶のある限り、合成着色料の入った物・保存食品などを 全く食べていないにも関わらず、保存料のベンゼンが大量に体内にあったのです。 その時知ったのですが、スーパーで市販されている新鮮な食品 (野菜・果物、肉・魚)の多くは日持ちさせるために保存料を振りかけているのです。     現代社会は無責任な人が多いと思います。 政府や化学者だけでなく、ほとんどの大人は疑うこともせず、 危険だと言われても それを安全な物に替えようという努力もしません。 一人一人の努力が必要ですが、一人一人が集団となって、 集団が社会全体となって その集合体<念>を発することに何かが出来るのです。 念じればかなう。私はそう信じています。 だからこそネット、メルマガを通してみんなに呼びかけている和田さん (それに私の知らない数々の人達)がしていることはとても大切だと思います。   これからも和田さん達がしていることを影ながらに応援させていただきます。 私に何が出来るのか、地球に何をして上げられるのか、 まだ完全に頭の中では定まっていませんけど 自分も、みんなも安心して楽しく生きていけるような世界を 作りたいと思っています。

2000.7.27
98年に北里研究所に入院したものの、具合が悪い原因が分からなかったんですけれど、母が入れ歯のアレルギー検査をした医院で解りました。 1999年3月、この医院(前述の)へ通い始め 今では昔とは比べ物にはならないくらい健康に生活しています。 前は何をしても疲れて1日の半分以上は寝ないと具合が悪くなり、 情緒不安定でやる気がおきなかったんです。(免疫力もゼロでした) 身体に毒素が入っているのは知っていましたけれど、 何の毒素か解りませんでした。どうして良いかも解りませんでした。 でも ドクターに調べてもらって一体どんな悪性物質が体内にあるか解り、 食生活を治し、60キロ近くあった体重も今は44キロを切りました。   それに1993年に日本へ帰ったとき、母がとあるレストランを都内で始めました。 そのレストランは「食べ物は全て命であり、健康でエネルギーが高い物を 食べれば人間も健康に生活が出来る」という「無農薬・有機栽培」より レベルの高い考えをテーマにしていました。 (そのころの日本人はまだまだ無農薬にさえ耳を 傾けていなかったので、残念ながら事業は失敗してしまいました) そしてオーストラリアへ戻ることになったのです。   私の健康状態と母の影響もあって、私は人より精神年齢が高いようです。 2年飛び級しているといっても、今の状態で自分本来の力を 発揮できているように思えます。 今はとても食事と生活に関わる色々なことに興味を持って、 大学は「医療化学」という学部へ行きたいと思っています。     それと日本の農業大学の先生達がオーストラリアへ来て、 日本のお米、ソバ、アズキ、お茶などの栽培研究をしています。 しかし、農薬は使っているようです。 収穫高ばかり考えて物を生産するから、農薬が必要になるのですね。 母曰く 「第二次世界大戦後にアメリカから農薬が大量に入ってきて 日本の農業はそれまで農薬などを使わないでもちゃんと生産していたにも かかわらず、今や何でも農薬漬け。これはアメリカの陰謀ではないか」 だそうです。   確かにアメリカから農薬だけでなく、缶詰や加工食品が紹介されました。 薬品で賞味期限を延ばしているだけの物は現在「便利」とされ、 幅広く愛用されていますね。 とくに
オーストラリアは合成着色料・添加物の液体「コーディアル」を 子供達に飲ませています。子供達が可哀想ですね。 大人が選ぶ物を口にするほかないのですから。 大人達や若い世代が早く 食べ物だけでなく、 全ての過ちに気づいて自分の道を直してくれると良いですね。

2000.8.4
ゴールドコーストがあるクイーンズランド州は「QCS」(入試試験の一種) だけの点数が良いだけでは希望している大学に入れないのです。 常に学校の成績も気にかけていなければなりません。 一年に4学期あるうち、現在は3学期目。 今月末には「QCS」テストがあります。
ちなみに
紫外線対策に関してはあまり民間に情報が浸透していません。 私の居るクイーンズランド州はサーファーなど肌を露出している人が多く、 皮膚ガンに冒される人が大勢います。 紫外線が強いので、サングラスは真夏でなくても 快晴日ならばほとんどの人達がかけています。 私も今までは外出時に必ず日焼け止めクリームを塗っていたのですが、 この前お話しした医院の先生に 「ベンジン」系の薬品が体内に異常なほど多い といわれ、もしやと思い日焼け止めクリームのチューブ裏に書かれている 小さ〜い字を読んでみると 「4-Methylbenzylidene camphor」  「Hydroxybenzoate」などがありました。 気づかずに毎日毎日1ヶ月強塗っていただけで、 腎臓器官に支障が出ていました。 (私が薬品に異常に敏感なのも原因でしょうけど) 皮膚ガンから自分たちを守ってくれているハズの日焼け止めクリームが 実は他の病を作りだすなんて、恐ろしいを通り越して腹立たしいですね。

2000.9.29
お久しぶりになってしまいました、オーストラリアのみーです。 学校の忙しい時期もやっと終わり、休み中に ゴールドコーストからブリスベンまで引っ越しました。 ゴールドコーストとは違いブリスベン市内は、歩いて色々なところへ行けるので まだまだ車を運転できない私にはとても嬉しいです。

  私は去年の6月から生理が来ていませんでした。 一度も生理が止まったことはなく、母も私も何かおかしいと思い、 すぐにGP(つまり一般のドクター)に相談しました。 超音波で至急と卵巣の写真を撮りましたが 「まあ、若い頃にはよくあることだから、心配せずに様子を見なさい」 と言われただけでした。けれど不安はなくなりません。 11歳の時に初潮を迎え、3年も経ち、そして不順だった生理が少しずつ 規則的になり始めていたのに・・・。   リタイアしてゴールドコーストに住むK大の元産婦人科医の先生に 超音波で撮った写真を見せると「多膿胞性卵巣膿腫」と言われました。 最近の若い女性に多く、原因不明で根本的な治療はないそうです。 卵巣に膿腫が出来てしまい、排卵が出来ないまま どんどん卵巣にたまっていって、最後には身体が卵を作らなくなってしまう・・・ そう言う病気です。 確かに私も女性ホルモンが足りなくなってきたのか、 体毛が以前より濃くなり、体型もずいぶん平面的になっていました。   生理が止まってから何度か例のHOMEOPATHYドクターに相談しました。 検査で解るのは脳内のホルモン分泌回路のエネルギーが非常に低いこと。 転写液を処方してもらっても、すぐには生理が戻りませんでした。   心配した母はGPを通して専門医を紹介してもらい (こちらのシステムではGPに専門家を紹介してもらわなければならない) さらに知り合いの人に聞いた「NATUROPATH」 {ナチュロパス} (ハーブやビタミン、ミネラルだけを使い、治療する。医師免許は持たない) にも私を通わせました。     生理が止まってから一年 ナチュロパスに通ってから半年以上、まだ完全ではないけれど、 他にもあった身体の不調がなおり、卵巣からも膿腫が消えていました。 平行して婦人科の先生もピルを始めようと言いました。 膿腫が消えていれば、後は身体がホルモンを分泌することを 思い出させればいい・・・それにはピルが一番、ということなのです。   さらにホメオパシーの先生も新しい発見をしました。 なんと私の体内から水銀の反応が出たのです。 先生が機械で調べると、脳と卵巣・子宮から強い反応が出ます。 尿検査で調べると安全値が21以下なのに対して、 私は151という数字が出ました。 ずいぶん長いこと・・・小学校3年生から身体が不調だったのは 水銀が原因だったのです。   週1度の点滴で水銀を体内から出すようにしていますが、 いままで悩みの種だった「フケ」が出なくなりました。 頭を洗っても洗っても止まらなくて、恥ずかしかったフケが止まったのです。 そして去年から死んだようなばさばさの髪の毛も、根本の方からつややかな 黒髪が見え始めたのです。 この二つは水銀から発症したと思われる異常の一部です。 全部ここに述べるのはかなりの時間が掛かってしまいます。   なぜ、水銀が体内に入ったのか・・・? 母と色々考えましたが 「魚」 しか考えられないのです。 シドニーに住んでいた頃、私の家族は肉をほとんど食べず 魚ばかり食べていました。 特に週に一度は行っていた日本料理店で 「キスの薄づくり」 の 4人前を1人でぺろりと平らげてしまうほど 「キス」 は私の大好物だったのです。   キスは海でなく、運河の魚だそうですね。 工場廃液は運河、河口の底に一番たまるそうです。 という事は・・・私は5年以上水銀の固まりのお刺身を食べていたことになります。   確かに日本に帰った小学校3年生の時に元気だった私が病弱になり、 フケが出始めたのです。 5年間たまり続けた水銀がついに私の健康に害を及ぼし始めたのです。   生理が止まる前にも、私はゴールドコーストでまた魚を沢山食べ始めていました。 魚以外、水銀の犯人は考えられません。   地球の大気に終わりがないように、水にも終わりがありません。 オーストラリアのシドニーだけでなく、日本にも、どこにも水銀はあるでしょう。 日本では水銀検査が出来ないと聞きました。 どこの大学病院も、専門医も水銀検査が出来ないそうです。 唯一、警察が検死の際、毒殺に使われたと思われる薬物を特定するためだけに 毛髪に含まれる水銀を調べるそうです。 もし私が日本に住んでいたら、今でも病弱で 学校に行くこともできない女の子になっていたでしょう。   人間が産み出したものが、同じ人間に害を及ぼしている・・・ ・・・それだけではなく、地球それ自体の生命に危機が迫っているのも 直接的にも間接的にも人類。 でも、治せるのは人間だけだと思います。 全ての人達が自分たちの一時的な利益ではなく、 地球全体の未来を考えて暮らせるように・・・早くそうなりたいと願います。

2000.9.30
水銀検査のことですが、母の知り合いのリタイアして オーストラリアに来ている元医師に聞いた話なので詳しいことは解りません。 とにかく日本の病院にはそのシステムがないそうです。 一般人が水銀検査をするということがないので、その機関が病院にないと そう言っていました。 だとしたらしょっちゅうお刺身、お寿司、焼き魚、etc・・・を食べている日本人は 自分の体内に水銀が入っているかどうか解らないまま(知らないまま) 魚介類を食べ続け、水銀を蓄積させ続けることになってしまいますね。 簡単に水銀検査が日本で出来るようになるべきだと思います。 だって、海の幸を一番楽しんでいる人種は日本人ですものね?   水銀の治療を始めてから私は怖くてシーフードが食べられなくなりました。 食べるとしても1口か2口だけです。 考えてみると、これは逆襲なのかもしれませんね。 川を、海を汚し続けている人間へのささやかな逆襲・・・。 いや、違いましたね。「身から出た錆」・・・自業自得なのかもしれません。   環境とは余り関係がないと思いますが魚で思い出したのですが、 早く日本人は捕鯨を止めなければならないと思います。 ついこの間こっちのニュースで日本のくじら漁の事が取り上げられていました。 オーストラリア近辺の海域に日本の漁船が入り込み、 無防備で人なつっこい鯨を次々と殺していきました。 グリーンピースの人達がゴムボートに乗って日本人達に やめるように叫んでいるのに、日本人は漁船の上から 彼らにホースで水を浴びせます。 そして画面が変わり、日本は鯨を研究のために必要としていると言っている、 けれど何の研究か?研究のためならば生かしておくべきだ、 日本人が残り少ない鯨を捕るのは食べるためだけじゃないか   と言うレポーターの声とともに、小さな女の子が嬉しそうに鯨の肉を食べている映像が映りました。 涙が止まりませんでした。今でも思い出すと胸と目が熱くなります。 どうして?どうして鯨を殺すの?他にも沢山食べ物がある日本は どうして鯨を食べるの? このことに関しては日本人と同じ血が流れている自分の体が嫌になります。 でも、同じ日本人だからこそ、止めるように呼びかけることが出来るのかも・・・。 日本に住む人間の大多数が鯨を殺すことに反対だという意思表示をすれば、 (デモやストライキは多分現代では無理でしょうけど) 早く日本政府が鯨を捕ることを禁止するのでは と思います。 例えばメディアを通してドキュメンタリーという形でも、芸能人の参加でも、 なんでも無関心な人達の注意を引きつけるイベントを催せたら・・・そう思います。 今の私には、こうやって文章に書くことしかできないけれど、 一見小さな事でも大きな一歩に繋がると私は信じています。

10月11日
今回はキャベツの話しです。   引っ越し先に家の近くに「オーガニック」食品を主に扱っている お店があります。有機栽培の野菜、ソース、ジャム、パン、ミルク・・・ 小さなお店なのに名前を挙げ始めたらきりがないくらい品数がありました。 値段も普通の物と比べると高めなのですが、 その時に私と母はキャベツ、エンドウ豆、ヨーグルト、豆腐を買いました。   ヨーグルト以外はほとんど火を通して調理してしまったので、 味の点では市販品との違いがよく分かりませんでした。 けれど夕ご飯のおかずが足りなかったので シンプルにキャベツの千切りを加えておかずのごまかしをした時です。 ドレッシングも何もかけずに食べてみると、なんとキャベツが甘くて美味しいのです! 私は驚きました。   小さい頃の私は野菜嫌いで、生のキャベツなんか食べられなかったのです。 こっちの学校がホリデーの間だけ日本の公立の小学校に短期間だけ通っていた間 私は給食の野菜が食べられなくてよく居残りさせられました。 コロッケの横にどっさり盛られたキャベツの千切りの事をよく覚えています。 どんなにソースをかけても、苦かった給食のキャベツ・・・。 キャベツだけではありません。 私の記憶に残る野菜すべてが「苦くてまずい」印象しか残っていません。 泣きながら、そして吐きながら(は少し大げさですが)1人教室に残って 野菜を食べていました。     当時、野菜嫌いだった私にも食べられる野菜がありました。 それは田舎のおじさん達が自分の家で作った山菜です。 農薬を使わずに育てられた山菜を食べたことによって、 「野菜はまずい」と言う先入観が無くなったのです。 そのころに母が健康・無農薬をテーマにしたレストランを経営していたので、 自分の家に出てくる野菜も少しずつ食べるようになりました。   小学校6年に上がるとき、日本からオーストラリアへ戻ることになり、 良い機会だから1ヶ月知り合いのオーストラリア人の家でホームステイすることになりました。 その人もオーガニック食品を家まで配達してもらっていて、 食卓に出る物は全て有機栽培の野菜でした。 (まだ野菜嫌いが完全に治っていませんでしたが、 野菜以外に食べる物がないので自然と慣れてしまいました)   今思い返してみると、あの野菜の苦さは農薬の仕業なのかもしれません。 一番違いがはっきり解るのはピーマンだと思います。 スーパーで売っているピーマンは匂いがきつくて苦みがありますが、 オーガニックのピーマンは抵抗無く食べられると思います。   今までは有機栽培の野菜を家へ配達してくれる業者が解りませんでしたが、 これを良い機会に私達も完全に「オーガニック家族」になろうと思います。 確かにちょっと高めですが、病気になって何百万も払うよりも 安全な物を食べる方が絶対いいですよね。

10月20日
携帯電話のモデルの進歩って激しいですよね。 新作が出る度に、いらなくなった携帯電話の山が出来ます。 いらなくなった携帯電話は、もちろんゴミとなりますね。 ここ、オーストラリアのゴミ処理は「リサイクル」と「そうでないもの」の二つに分かれています。 リサイクルのゴミ箱に入れられた物は、再利用されますが 入れられなかった物は地中に埋められます。 業者に引き取られようと、自分でゴミ箱に捨てようと 携帯電話のほとんどはどっちみち地面の中にたどり着くのだそうです。 けれど、携帯電話に使用されている金属は有害物質です。 これでは汚染物質に支配されつつある地球が、よけいに汚れてしまいます。 そこで携帯電話のリサイクルシステムが新しくオーストラリア全国に広められました。 携帯電話を取り扱っているお店などに引き取ってもらえば、 ちゃんと金属は溶かされて再利用されるそうです。 今は携帯電話だけですが、同じ金属が内蔵されているテレビやコンピューターも早くリサイクルされるように求められています。   生ゴミも「コンポスト」<肥料>にするように呼びかけられています。 普通に使われているゴミ箱も有料ですが、生ゴミを入れておくだけで肥料に出来るゴミ箱もお金を払えば市が届けてくれるようになりました。 庭の多いオーストラリアならではの発想ですが、庭のないマンションが多い街のために、出すと業者が勝手に持っていって自分たちで肥料を使うゴミ箱が必要になってくると思います。   何でもリサイクルできる物はリサイクルすることによって、 無駄の多い文明社会もずいぶん良くなると思います。 世界中の都市に住む人達が、もっと簡単にリサイクルできるようになると良いですね。

12月22日
今さっき見たニュースで以下のことを言っていました。 アメリカで腐った鶏肉が肉屋やスーパー、加工業者で売られていたというのです。 市場では出せない状態の肉を、裏取引で買い取ったあるグループが、見るに耐えられない部分を切り落とし、洗い流し、薬品をつけて上等肉として売っていたそうです。逮捕された時点でリーダー格の男はすでに起訴・有罪判決となっていて、 下の方で売りさばいていた仲間(手下?)の人達の公判はこれからだそうです。   さらにドイツの方では狂牛病が流行っています。厚生省はそれを長い間否認していましたが、今月に入って規制することに決定・・・。しかし政府にはその権限がないことが発覚。市民が自分たちで気をつけるしかないそうです。一部のスーパーや個人商店では、その自体が明らかになってから直ちに肉類の商品を引き上げたそうです。ドイツといえばソーセージ。狂牛病の事実が発覚するまで一体何ヶ月かかったのかは解りませんが、たくさんの病ソーセージを食べたことになりますね。ドイツのソーセージはくず肉とされる肝臓・腎臓・脳・その他が含まれていて、しかもそれらの内臓器官が一番狂牛病に犯されているそうです。   ヨーロッパ全土に広がっている可能性が高く、それぞれの国では調査が行われるそうです。   日本でも輸入肉の取り締まりをすべく、厚生省が動き出したようですが 私が見たニュースによると本格的な規制は一月を過ぎてから・・・。 輸入肉と言っても、パックにはっきりと「輸入肉」と書かれていないのもあるそうです。それは海外から生きたまま輸入した家畜類なのだそうです。一体何ヶ月前から牛が狂牛病に冒されているのか、それはどのパックの肉なのか・・・。一般市民は知る由もありません。   昔は牛肉を食べる習慣がなかったのに、戦後から日本人は大量に食べるようになりました。それだけでも体は体質を慣らすのに大変なのに、(新しい食習慣になじむには3世代〜5世代かかるという説があります)薬漬け、病気に冒された肉を食べるのは非常に危険なのでは?豚も鶏も同じ事ですし、魚は水の汚染や養魚場の薬で奇型が出ています。私達は一体何を食べればいいのか!!???   (日本の現状を直に見てきて少しいらだったメールになってしまいました。 次回もまた激しいメールになる予定です)(^^;   みー

2001.01.27.
新鮮が一番 やはり食べ物は何でも出来立てが美味しいですよね。 全てのスーパーや八百屋・魚屋・肉屋は、実際に食べ頃になってから 作った所から仲介業者を通すので、入荷した時点で既に3日経っているそうです。 今度ヘタ付きのリンゴをよく見て下さい。 ヘタはひからびた茶色ですね。 本来もぎたてのリンゴのヘタは青々としています。 もちろん、味は新鮮な物の方が絶対的に上です。 スーパーなどで売っている果物や野菜は、運ぶ途中で悪くならないように 防腐剤、殺虫剤、除菌剤のトリプルパンチ薬品をかけています。 ただでさえ、ほとんどの作物にはプレハーヴェスト(収穫前の)薬品を使用しているのに、 さらにポストハーヴェスト(収穫後の)薬品がかかってしまうのです。   この間、日本へ一時帰国したとき、スーパーの健康食品コーナーに行ってみました。 オーストラリアとは違い、オーガニック認定されているものは皆無に等しく 「有機栽培」という曖昧なラベルが貼られているものがほとんどでした。 驚いたのは「減農薬」という野菜があったことです。 私はさらに驚いたのは「殺虫5回」とその下に書かれていたのです。 5回 5回で「減」になってしまうのです!! では本来、どれほどの薬品が使われているのか? 千葉に住み、農業を営む知人によれば 「減」ではない普通の作物は 21回〜 殺虫処理をしているのです。 21回!!!プレハーヴェスト農薬が21回で、さらに運搬時に何度か ポストハーヴェスト薬品がかかっているのです!! なぜ?何故人間はこうも自己中心的になってしまったのでしょう??   蒔いた種は100%実り、実った作物は100%収穫し、 収穫した物の100%が売れないと気が済まないなんて・・・。 少しくらい虫さんに分けて上げても良いじゃないですか?   長野県・望月で農家の老夫婦と母が仲が良かったので 幼い頃、よく夕食に招かれました。 無農薬で、自然のまま作った野菜を、母のレストランに入荷していたのですが 幼心に悲しく感じたエピソードがあります。 本当に自然にとけ込んだ所に畑と家があったので、よく狸がでたそうです。 その狸がトウモロコシを盗んでいくのだそうです。 望月のおばさんがその話をすると、おじさんは 「あの狸め!今度罠にかけて狸汁にしてやる!」と言いました。 私は悲しくなりました。畑を全部荒らしてしまうのではなく、 トウモロコシを一晩に2本食べて行くだけなのに・・・どうして殺してしまうのだろう。       オーストラリアは夏です。ハエが多いです。 うちには網戸がないので、ガラス戸を開けておくとよくハエが入ってきてしまいます。 チワワを2匹飼っているし、ウカツに殺虫剤は使えません。 私はあまり殺生をしたくないので、心の中で 「ハエさん、ハエさん。あなたを殺したくないの。窓にくっついてくれれば逃がして上げる」 と唱え続けると、停まる様子がなかったハエが窓にぶつかって止まるのです。 そ〜っと窓を開けるとハエは一目散に外へ飛び立ちます。 偶然だと思うかも知れませんが、毎回そうなのです。 科学的に説明できるという人もいるでしょうが、 とにかく結果は「ハエが外へ逃げた」のです。   ハエだって魂があるのだから、心が通じるのかも知れません。 優しい心で生き物・・・動物や虫に限らず植物も・・・に接して上げれば 間違った方向へ人間は絶対に進まなくなるのです。 化学薬品、大量虐殺、核、戦争・・・何事も人間が思いやりを持って生き続けていけば なくなるのです。     長くなりましたので今回はこの辺で・・・次回はオーストラリアでの野菜の売り方について。

2001.02.01.
「虫も食べないものは人も食べられない!」
文明が進んだ国では、もちろん都市部に人が集まります。 人が集まれば建物も高く建ち、きちきちに詰め込まれた中で人々が生活することになります。 土地も値上がりするので、わざわざ都会のど真ん中に農場を作ることはありません。 そんなことをするより、地方で出来たものをトラックで運べば値段的効率がいいのです。 けれど、せっかく農薬などで 「きれい」 に作った作物も、 運んでいる間に腐ったり虫が付いたりしたら台無しになってしまいます。 そこで更に薬漬けにします。   ここ、オーストラリアでもそうです。 スーパーに置いてあるものは、虫食いの後が全くなく、色も、形も、大きさも 妙にそろったものばかりです。 オーストラリアでは日本のようにビニールで密封はせず、 ほとんどの野菜や果物が裸で出ています。 しかし、虫が全然付いていません。 それはなぜか?  長い間、店先でさらす商品にハエがたかったり、カビが生えたり、 腐ったりしないために 3種類の薬品を入れた霧吹きで定期的にスプレーしているからです。   一体何日間おいてあるのか、何回スプレーがかけられたのか・・・ 育てている間にかけられた農薬以上に心配です。   けれども、どこの街(町)でもウィークエンドマーケットがあります。 日本のフリーマーケットのように、工芸品や衣料品はもちろんのこと、 野菜や果物が売っているのです。   毎週土曜と日曜日に、新鮮なものを、業者のマージン料なしの安値で 手に入れることが出来るのです。 このマーケットに店を出している農業者のほとんどは、これだけで生活をしています。 お客さんに、最高のものを、最低の値段で出し、 それでいて自分が生活できる分の収入が手に入るのです。 「ORGANIC」と表示されていないものは、もちろん農薬がかかっているのでしょうが 近くでとれた物を売っているので、保存料は掛かっていません。 土曜の午前中に来れば、より新鮮な、虫がたかっていないものが手に入りますが 日曜の午後にはちょっと 熟れ過ぎているかな?という程度の食べ物が残っています。 ハエがたかっていれば、買ったときにはたけばいいのです。 ばい菌が心配なら洗えばいいのです。 全ての野菜や果物の形が整って、虫が付いていないものを食べたい 「無菌症」の人達は、一体 自分がどれくらいの毒薬を食べているのか解っているのでしょうか? 売っている側は、自分たちが人殺しになりかねないことを知っているのでしょうか? さらに言わせてもらえば作っている側は、食べる人の健康と幸せを考えているのでしょうか?   無農薬、できればもっと厳しく規制された「オーガニック」食品を食べた方が良いのです。   昔の人は虫食いなんて気にしませんでした。 ミミズが食べた痕があれば「ん!これはいいリンゴだ!」と言って食べ、 虫に食われた部分は切り捨てていました。 はえやナメクジがたかっていれば、外へ持っていって叩いて、洗ってから食べていました。   農家の皆さん、業者の皆さん、スーパーの皆さん、そして、買っている皆さん 貴方達は自分の健康と、未来を紡ぐ子供達のことを考えていますか? 「体に悪くないもの」(と思いこんでいるだけかも知れませんが)しか 買っていないと言う人達もいるでしょう。 けれど、あなた達は自分だけ助かればいいと思っているのですか? そうでは無いというのならば、なぜ今でも日本では毒づけ野菜が売られているのですか? みんながみんなで気づいて、行動を起こせば、明日にでもスーパーやコンビニは消えます。 何をしたらいいのか?私達はどうすればいいのか? その問いに答えを出すのは難しいように思えます。 しかし、答えは非常にシンプルなのです! プラカードや旗を振って大通りで「農薬反対!」等と叫ばなくても良いのです。 話せばいいのです。会った人会った人に、農薬の怖さ、便利に感じる食品の実体 全て話せばいいのです。 「そんなこと、人に話せられるほど理論立てて話せない」とは言えませんよ。 だって、この文章を読んでいるならば、貴方の目の前に資料が有るじゃないですか!!? 「環境といのちを守る会」のレポートが沢山あるじゃないですか???   これからあった人、一人一人にじっくりと話して、買わないように、 そして勇気のある人は「お客様ご相談センター」へ連絡して商品を向上させるように・・・。 そうすれば、安心してファーストフード店に足を運んだり、 スーパーで買い物が出来る日が来るのです。 「来るかもしれない」ではなく、来るのです。 全ての人間が思い、話し、行動することによって、世界中で起きていることが 変えられるのです。 「私にはそんな力はないわ」?では、「私達」にはありますか?

2001.08.24

やっと水銀治療の甲斐あって、私の体内に蓄積されている水銀は人並み以下になりました。 但し、1999年7月に止まった月経の方は来る気配がありません。 どうしてでしょう?日本から帰って直ぐ、いつものドクターの所へ行ってみると、 意外な物が体内から検出されました。 Zirconium Tungsten Ytterbium Vanadium Titanium 最後のチタンは聞いたことがありますが、他の物は化学の授業の時に、 グラフでちらっと見ただけです。 この奇妙な名前の金属は一体何なんでしょう!? 実は、これらの金属は全てステンレス・スティールの中に入っていたのです! それが主に卵巣にたまり、排卵を出来なくしていたのです。 これは一体どういうことか・・・     私達はステンレスが「安全」だという企業の口車に乗せられて、     日常使用しているほとんどの金属類をステンレスにしています。     考えてみて下さい・・・フライパン、お鍋、ポット、魔法瓶、お玉、ざる、包丁、ナイフ、フォーク、     スプーン、泡立て器、ミキサーの刃 ・・・キッチン内にある、食品に触れる物のほとんどがそうなのです! ショックでした。水銀以上のステンレス金属が体内に入っていたのです。   ステンレスは鉄も含まれています。その鉄がさびないために、他の金属を混ぜ入れます。 アルミニウムがアルツハイマーの原因と解ったときから、ほとんどの人達がテフロン加工またはステンレス製品に変えました。ただ、ステンレスも他の重金属と同じ様な結果をもたらすことがまだ判明してなかっただけなのです。   アルミニウムの鍋が何故いけないのか? 調理している間に漏れ出る成分がアルツハイマーの原因となるからです。 鉄の鍋はどうして良いのか? 調理している間に漏れ出る鉄分が体にいいからです。 では、ステンレスも他の金属と同じように、漏れ出るのではないだろうか? どうして誰も疑問に思わなかったのでしょう? どうして誰も安全であるか危険であるか調べなかったのでしょう? それもこれも「利益・経済効果」のためです。   今や市販されている加工食品もステンレスの中に含まれる金属が入っています。 毎日私達は、ほとんど聞いたこともない金属に毒されているわけです。   これらの金属は多く体内に蓄積されると、疲労感、血行不良、食欲不振、ホルモン分泌異常、頭痛、記憶力低下、思考力低下・・・・・・などの重金属と同じ症状をもたらします。 鬱病・ヒステリー・暴力性という、いっけん精神的な症状も 実は金属によって、ホルモンの異常分泌で引き起こされたものなのではないでしょうか?   私達は今、ステンレスに頼るしかないような生活を送っています。 でも、本当は違うのです!私達はその話を聞いて、 直ぐにステンレス製の調理器具を処分しました。 今は昔買ったガラス鍋と(本心としては余り使いたくない) テフロン加工のフライパンを使用しています。 包丁もステンレス製ではなく、鉄包丁です。 ナイフ・フォークの代わりにお箸、スプーンの代わりにレンゲを使用しています。 お菓子作りに必要不可欠とされていた泡立て器も、以外とお箸6本でどうにかなるものです。   大学を卒業して日本に帰国したとき、私はフライパン・お鍋は ガラス・鉄で作られたのを使うつもりです。 ナイフ・フォークは出来れば銀、お金がなければ使わずお箸、 スプーンはレンゲ、もしくは木製の物に替えます。 お菓子作り用の型も耐熱ガラスかセラミックに変えようと思います。   そんなにいっぺん変えるほどお金がないから・・・と思わないで下さい。 最終的には鍋は2つ、フライパンは一つあれば充分なのです。 ステンレスの鍋セット一つ買うだけで、その3つはそろえることが出来ます。 贅沢に考えず、謙虚な気持ちで考え始めれば、今の私のように有る物でどうにかなるのです。 洋食だって、家の中でならみんなでお箸を使って食べてみて下さい。 みんなが同じだったら恥ずかしくない! それ以前に、恥ずかしいとかみっともないということより、自分の・そして自分の家族の 身体を気遣うのが普通です。 健康だからこそ、人生は楽しいのです。 いくらお金があっても、病気ばっかりではつまらない人生ですよ?


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