実力テスト 食品添加物の見方(2)


(6)つくだ煮

A 原材料名

昆布、しその実、醤油、砂糖、還元水飴、カラメル色素、調味料
(アミノ酸等)、酸味料、甘味料(甘草)、増粘多糖類、香料

B 原材料名

昆布、醤油、砂糖、水飴、調味料(アミノ酸等)

C 原材料名

あみ・醤油・砂糖・水飴・調味料(アミノ酸等)・ポリリン酸Na・
酢酸Na・PH調整剤

D 原材料名

アミ、水飴、砂糖、醤油



(7)漬けもの

A 原材料名

だいこん   きゅうり   なす   れんこん   しょうが   なたまめ   しそ   ごま
漬け込み原材料 [しょうゆ   アミノ酸液   砂糖   ぶどう糖果糖液糖
水あめ   醸造酢   香辛料   調味料(アミノ酸等)   酸味料  
保存料 (ソルビン酸K)   着色料(黄4赤102赤106)]

B 原材料名

だいこん、なす、れんこん、しろうり、しその葉、なたまめ、しょうが、その他
漬け込み原材料[ しょうゆ   アミノ酸液   砂糖   ぶどう糖果糖液糖、
食塩、調味料(アミノ酸等)、酸味料ソルビット、香料、着色料(クチナシ、ラック)
酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(ステビア)、糊料(キサンタン)]

C 原材料名

大根、茄子、なた豆、うり、蓮根、しそ、醤油、砂糖、調味料



(8)ふりかけ

A 原材料名

味付鰹削り節、乳糖、海苔(もみ海苔、凍結乾燥海苔)、調味料(アミノ酸等)、
食塩、粉わさび、胡麻、砂糖、エキス(鮭、鰹)、茎わさび、青海苔、本鰹粉、
醤油、澱粉、香料、着色料(カラメル、クチナシ、紅花)、抹茶、
酸化防止剤(カテキン)、その他

B 原材料名

煎りごま(白)、小麦粉、大豆(加工品)、糖類(砂糖、乳糖)、食塩、鶏卵、
混合削り節、調味料(アミノ酸等)、海苔、着色料(カロチノイド、カラメル、
モナスカス)、甘味料(甘草、ステビア)、その他

C 原材料名

しらす、さけ、わかめ、ごま、食塩、調味料(アミノ酸等)、ブドウ糖、
コチニール色素、パプリカ色素

D 原材料名

混合削り節、煎りごま(白)、砂糖、食塩、海苔、醤油、小麦粉、
調味料(アミノ酸等)、鰹エキス、みりん、その他


(9)キャンディー

A 原材料名

パラチノース(S)・パラチノース(P)・カリンエキス・野草エキス・酸味料・
香料・甘味料(ステビア)・着色料(赤キャベツ・ベニバナ黄・ベニコウジ黄・
クチナシ青)

B 原材料名

砂糖、水飴、全脂練乳、酸味料、果汁、発酵乳、香料、クチナシ色素、
紫コーン色素、ウコン色素

C 原材料名

砂糖、水飴、紅茶、香料、



(10)清涼飲料水

A 原材料名

果汁、ぶどう糖果糖液糖、香料、L−アスコルビン酸、着色料(ベニバナ黄色素、
クチナシ青色素)、保存料(安息香酸)

B 原材料名

ブドウ糖果糖液糖・果汁・乳酸カルシウム・酸味料・香料・着色料(ラック色素・
ベニバナ色素・赤キャベツ色素)

C 原材料名

果糖ぶどう糖液糖、アセロア果汁、酸味料

D 原材料名

砂糖、ぶどう糖、酸味料、重曹、乳糖、オリゴ糖、香料、着色料(赤102)


回答

[(6)の選び方]

同じ昆布のつくだ煮、アミのつくだ煮でも、ACのように添加物の
多いものと、BDのように少ないものとがあります。とくにCのように
リン酸塩(Na)を使っているものもあるのです。表示をよく確かめることが
大切なのです。
なお、Aに使われている甘味料(甘草)は、少しですが変異原性の不安が
いわれています。

[(7)の選び方]

ABCともふくじん漬けですが、同じふくじん漬けでも、添加物の使い方に
いろいろな違いがあります。この中で選ぶとすれば、当然、添加物の少ないCです。
AとBでは、Bです。Aは不安な添加物、保存料 (ソルビン酸K)や
着色料(赤106)が使われているからです。
なお、Bの甘味料(ステビア)は純粋なものはよいのですが、不純のものは不安が
いわれています。漬け物にはあまり純粋なものが使われないこともありますので
注意が必要です。

[(8)の選び方]

一番よいのが、添加物のほとんどないD。次によいのがAです。
買うのをひかえたほうがよいのがBCです。とくにCは買うのをやめましょう。
理由は一見添加物が少ないように見えますが、不安がいわれている
昆虫系色素コチニールが使われているからです。Bは添加物が多く、
少し不安な甘草、ステビアを使っているからです。
なお、子ども用のキャラクター商品には添加物が多く、不安な添加物を
よく見かけますので注意が必要です。 

[(9)の選び方]

Cのように添加物のほとんどないキャンディーもあります。AとBでは、
Aが添加物が多いようでも、Bのほうに、少し不安なウコン、
紫コーン色素の着色料が添加物として使われているからです。
Aの甘味料ステビアは純粋でないものは少し不安がありますが、
キャンディーには純粋なものが使われていますから不安はありません。
なお、Aのパラチノースは添加物のように思えますが、添加物では
ありません。参考に説明しますと、しょ糖から酵素を使ってつくる甘味料です。
むし歯ができる原因はデキストランと乳酸ですが、ムスタン菌(むし歯を
つくる菌)は、パラチノースではデキストランがつくれないので、むし歯の
原因になりにくいといわれています。「(S)」は結晶パラチノースで
「(P)」はシロップのパラチノースをいいます。

[(10)の選び方]

清涼飲料水はなるべくひかえたほうがよいのですが、あえてというなら、
Cになります。買うのをやめるべきなのはAです。理由は不安に問題があると
いわれている保存料のパラ安息香酸を使っているからです。BDは
Bは添加物の使用が多く、Dは添加物が少ないのですが、少し不安な
着色料、赤102が使われているからです。
なお、コーラ類は不安な添加物が多いので、子どもには飲ませないほうが
よいでしょう。


まとめ「安全な食べ方」へ     トップページへ