日本人を狂わせる5つの有害物質

4−(2) BHA/BHT(酸化防止剤
資料 「あぶないコンビニ食」 より
「山田博士さんの説からの採用」


カップめんや 哺乳ビン用乳首からBHT

もう一つ同じような仲間にBHTがある。

これは、
油脂やプラスチック容器やバター、ガム、魚介冷凍品などに広く使わ

れている酸化防止剤です。
私たちは一日にどれくらいこのBHTを体に入れて

いるか分からない。
イギリスでBHTを0.1%含めたエサで育てたラットのオス

とメスの子どもが無眼症(眼がない)だったり、1.55%のBHTをラットに飲ま

せたら体重が減少して胎児が死亡したり、データにはコト欠かない。


赤ちゃんや子どもさんを抱えるお母さんたちには、とくに知ってほしい。

子どもたちの好きなカップ麺の容器はプラスチックが使われている。ポリスチレン

などこれらのプラスチックには、加工するときに熱分解を避ける為として、
BHT

安定剤として使われている。
BHT以外にもいろんな化学物質のかたまりなのが

プラスチックです。
この中のスチレンモノマーなどは、脂肪によく溶けるため、人体

に知らない間に蓄積してしまう。とくに肝臓や神経系統をこわしてしまうという

シロモノだ。モノマーというのは、プラスチックのなかの分子がまだ手をつないで

いない状態の分子をいうんだけれど、これらが簡単に溶け出してしまう。

とくに油ものとか、お湯を入れたりすると、容器のなかのスチレンモノマーは簡単に

食品に移ってしまう。
さらに発砲スチロール容器には有機溶媒としてイソ・プロピル

ベンゼン、エチレンベンゼン・ノルマルプロピルベンゼン、トルエン
などの恐ろしい

毒物が含まれている。これすべて、カップめんにあてはまることです。

代表的な商品名として、日清食品のカップヌードル、エースコックのカップやきそば

など多数・・・。

哺乳ビン用乳首から
BHTが!

哺乳ビン用乳首から
BHTが溶け出してミルクに移行していることが分かった。

新生児は毎日BHTを0.3mgも口にすることになる。しかも、粉ミルクにもBHT

含まれていた。和光、明治など、実験した全ミルクから
BHTが見つかった。しかも、

汚染経路が分からないというおそまつさ。


ほかにも、遠足などに使う児童用プラスチック製水筒。熱湯を満杯にして二時間後

に調べたら、
お湯の中に最高0.017ppmのBHTが移っていた。材質中には

1000ppmの
BHT。いったいこの国は国民の体を考えているのだろうか。

どちらを向いて行政がなされているのだろうか。
赤ちゃんや子どもたちは、

大人以上に化学毒物の影響を受けるのに、専門家なら知らないはずがない。

企業は、売れればあとの責任はとらなくていいのだろうか。

行政は何をチェックしているのだろうか。


BHABHTを一緒に体の中に入れると、なんと20倍のBHAとして体内に

たまるという指摘もある。メーカーも最近、この
BHA、BHTが問題になってきた

ことを受け、
酸化を防ぐ役目をするビタミンEなどを酸化防止剤として使い始めた

ようだ。それなのに政府はまだ
BHAなどを禁止しようとしない。メーカーが加工の

現場で使わなくしても、原料の段階でそれらを使っている場合がかなりある。

その場合はキャリィオーバーとして表示義務がない。したがって、私たちは

政府がこの
BHAなどを許可している限り、これらの物質からのがれることは

できそうもない。

これからは家族みんなで「食」を考えて、お母さんまかせではなくみんなが協力

して、もっともっと台所に立とう! そして、自分と家族のために、自分たちによる

料理やお菓子をつくろう。それ以外には、生き残る道は無いかも知れない。

参考書籍「危ないコンビニ食」より


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