洗濯と台所の危険性


蛍光増白剤

合成洗剤の「白さ」のもとは、蛍光剤であることはすっかり知れ渡っていますが、洗剤メーカーは依然として「活性バイオ酵素で驚きの白さに」などと今でも宣伝しています。低温、短時間では効果のない酵素を「バイオ」と称して「白さ」をコマーシャルし、実際は蛍光増白剤で「白く」染色しているのです。これは消費者を二重にだましていることになります。さらに蛍光剤の分解性の悪さは、化学構造式からでも明らかです。これは、皮膚刺激やアレルギー反応を引き起こす化学合成物質であり、また、環境ホルモンのひとつではないかと疑いがもたれています。食品衛生法では、食品及び食品に触れるすべて(ふきんや紙ナプキン)に使用が禁止されています。(市販の漂白剤やタオルなどにも使用されています)

柔軟剤

合成洗剤は衣類に残留するので、洗濯するごとにだんだんと衣類がごわごわに固くなってきます。その為柔軟仕上げ剤を使わざるを得なくなります。ところがこの柔軟剤を使用すると、衣類の吸水性が悪くなり、肌着本来の役割を果たさなくなってしまいます。また、この柔軟剤は塩素系の陽イオン界面活性剤であり、急性毒性、魚毒性が非常に強く、皮膚刺激性も強いことが知られています。(市販のタオルなどにも使用されています)
石けんは、石けん自体が柔軟剤であり、洗濯するだけで衣類はふんわりと仕上がるのが特長です。

最近の台所用合成洗剤

「植物洗浄成分」から「一滴で汚れが落ちる」「除菌もできる」「角質保護を考えた」まで様々なコマーシャルが流されています。「一滴で落ちる」中身は、従来のアルキルエーテル硫酸エステルナトリウムの配合率を高めただけです。実際にはスポンジに直接つけて洗う人が多いため、使いすぎになってしまうと批判がでています。「角質保護を考えた」とは噴飯物です。今までの洗剤は手荒れをおこすことを認めたようなものです。しかも依然として「角質保護を考えない」洗剤を販売しているのです。そしてその中身はアミドやベタインなどのチッ素系界面活性剤であり、チッ素による富栄養化問題を引き起こしかねません。また、ポリオキシエチレンエーテルの非イオン界面活性剤は皮膚浸透性が強く、体内への吸収が心配になります。


 
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