[みなさまへ]
いま、世の中に1,600万種類の化学物質があって、内、30,000種類の安全性が未確認であります。そして、世界中で毎日4,000種類の新しい化学物質が続々と開発されています。
アメリカ最大の国立環境健康科学研究所では一年に40種類の検査しかできず発ガン性の認定までに一種類につき約10年の歳月を要します。これらの化学物質は身近では、食品、洗剤、化粧品などに多種類大量に使用されています。人類は自ら作った未知なる物質を、自ら人体実験を重ねる愚行を続けています。50年後の人々は、これをどう思うでしょうか。私たちは、コマーシャルやイメージに惑わされることなく、しっかりとした視点で商品を吟味、厳選していかなければなりません。
私たちが幼い頃、近所の池や小川には。ウナギやドジョウがおり、そして糸ミミズやメダカちゃんたちが
元気で泳いでおりました。
人類数千年の歴史の中でたかだか30〜40年の間に、メダカちゃんたちの姿がアッ〜という間に見えなくなりました。みんなどこに行ってしまったのだろうと思うのは私だけでしょうか?
それは戦後急速に発展した近代化学工場の副産物である、合成洗剤の影響なのです。合成洗剤は環境を破壊し、生物を殺し、そして私たちの人体にも多大なる影響を及ぼしている現実を知っていただきたいのです。
今から12年前のこと、家内が子宮筋腫で大分市のアルメイダ病院で手術をし、その時、担当医が切り取ったこぶし大の筋腫を切開し広げてみせてくれました。取り出したばかりで、まだ湯気のたったそれは、黒ずんだ灰色と髪の毛の混ざった異様なものでした。そばに近づくとぷーんと異様な臭いと共に慣れひたしんだ香りがするではないですか。それは私たち家族が毎日使ってきた合成シャンプーの臭いだったのです。私は叫びました「なぜか!」・・・と。
シャンプー、リンス、はみがき、洗剤、スキンクリーム、メーク製品、ヘアカラー等、これらほとんどの製品に有害で発ガン性や、皮膚障害、アレルギーのある物質が含まれていることをご存じでしょうか?皮膚呼吸により多くの危険物質が毛穴から皮膚内部へ、また、皮膚浸透により細胞を破壊し血流にのって、内臓器官に蓄積され続けているのです。
私たちは毎日、身体にダメージを与えている場合が多いのに不幸にもそれに気付いてさえいないという現実があります。そこで私たちは、有害な合成洗剤や化粧品を追放すべく、全国からこの運動に共鳴いただける仲間たちが立ち上がり、98年8月1日に当会が発足いたしました。
微力ではありますが、全国の各市町村に至るまで、この運動を広げていきたいと考えております。そして、30年前のようにメダカちゃんたちが元気にスイスイと泳ぎ回る豊かな環境と、健康生活を実現していきましょう。
どうか皆様方のご支援により「当会」を末永く育てて下さるようお願い申しあげます。1998年筆
合成洗剤撲滅全国推進連合
【環境といのちを守る会】
全国本部事務局 和田博行 |
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